第3話 愚か者のプライド(2016年10月31日)

メシア襲来から学校を守り結成された、モデロイドの脅威から人々を守る非公認の部活「双葉学園探偵部」→ふうたん部。その活動は順調で特に学校を救ったアリスの人気は校内でうなぎ登りになっていた。

 

しかし快人の友人、火野猛が仲間になりたいと乱入してきた。猛はふうたん部でヒーローになってモテモテの人気者になりたいと考えていた。そんな考えで入れるわけにはいかないと拒否する快人と美月に対し、自分に(ヒーローとして)憧れる猛に悪い気がしないアリス。そこに生徒からモデロイド出現の通報が入った。

 

駆けつけた快人達が目にしたのは、スタープラチナモデロイドで暴虐の限りを尽くす3年の不良、空条九太郎。何故関係ない赤の他人がモデロイドを?そこにサキが現れ、アリスを倒す刺客として強力なモデロイド使いを捜す為、あちこちにモデロイドをばらまいている事を話す。

このままではモデロイドによって犯罪が増長してしまう!サキとスタープラチナモデロイドを止めるため快人達は戦いの姿勢をとるが、そこに猛が割って入った。

 

露出度の高いサキの格好にメロメロになった猛は早速サキを口説くがボコボコにされてしまう。そこで猛は快人にモデロイドを貸してもらい学校を救うヒーローになりサキを虜にする!と宣言。しかし猛の使うモデロイドはどれもこれも恐ろしく弱体化しており使い物にならない。

 

流石にへこんだ猛を差し置いてアリスがスタープラチナモデロイドと戦う。しかしどんな攻撃も、美月のサポートもスタープラチナモデロイドには通用しない。遂には完膚無きに叩きのめされ、アリスは倒されてしまう。なおも続くスタープラチナモデロイドの猛攻に猛は恐怖を感じ、ふうたん部は撤退せざるを得なくなる。

 

モデロイドの力で学校を制圧した九太郎とサキは立てこもりを開始。警察や詩織、渡が挑むも中に入る事も出来ない。動けなくなったふうたん部はひとまず部室にこもり、初音ミクモデロイドでアリスの回復に専念する。

戦いの深刻さに怯える猛は、名誉の為でも何故こんな恐ろしい戦いに挑むのか、と快人に聞く。しかし快人は名誉の為でなく、戦わないとこのように酷い事になるから戦う、と返す。自分の知らない所で快人は重い物を抱えていた。なのに自分はあまりに無神経だった。反省した猛の中には沸き上がる感情があった。

 

しかし、部室にこっそり避難していた倉井日陰が「スタープラチナには勝てない」と言い出す。日陰は漫画で本物のスタープラチナを知っていて、シンプル故に隙の無い存在であること、その原動力は精神力であることをふうたん部に教え、本来正義の味方のスタープラチナがあんな小悪党に使いこなせるハズがないと苦言を漏らす。その言葉にヒントを得た猛は一人スタープラチナモデロイドに挑む事を決意。快人達の制止も振り切り外へ向かう。

 

サキは更にもう1つモデロイドを用意、九太郎と共にアリスの完全な抹殺に動き出した。しかしそこに猛が立ちはだかる。今更何が出来ると嘲笑う二人だが、猛に迷いはなかった。日常的に痛い目にあってきた猛はスタープラチナモデロイドの重い攻撃を受けても、不屈の精神で何度でも立ち上がった。次第に九太郎は怯えだし、スタープラチナモデロイドの力も弱まっていく。精神力が原動力ならそのを突けばいい。隙を見つけた猛はサキからせんとさんモデロイドを奪い取る。

 

友達を、学校を守る。その正直な想いにモデロイドが応え、相性Aのせんとさんモデロイドが誕生した。弱体化したスタープラチナモデロイドを抑え込み、九太郎とサキは万策を失う。こそこそサキが逃げ出す内に回復したアリス達が到着。アリスストリームでスタープラチナモデロイドを撃破する。九太郎はその後警察に連行され、倒れ込んだ猛に快人は健闘を讃えるように手を伸ばした。

 

その後ふうたん部への入部が認められた猛。しかしいざ怪我が治ると猛は女性型モデロイドを愛でるお馬鹿に逆戻りしてしまった…

 

 

現在のモデロイド勢力図

 

ふうたん部:アリス、土偶、オルトロス(小)、しまっちゃうおじさん、飛鳥、初音ミク、インクリング(イカ)、8頭身、せんとさん、スタープラチナ

メシア:フーパ

不明:オーズ(ガタキリバ)、ゲノセクト(赤)、オルトロス(大)